末宗美香子は東京芸大出身の画家(アーティスト)です
末宗美香子は神奈川県生まれの画家で、東京芸大を卒業した後、2001年にリクルートのひとつぼ展でグランプリを受賞したアーティストです。
末宗美香子は人物を中心に絵を描いていますが、その作品からはアート技術や努力では補うことのできないセンスが感じられます。 描写力や色彩力に優れているだけではなく、末宗美香子の洞察力には目を見張るものがあります。
末宗美香子が描く絵 どことなく懐かしさを覚える
作品に描かれている人物はそれぞれが個性的なように見えますが、実は普段、私たちの身近に存在するかのような親しみを感じさせる人たちであるように思います。
つまり末宗美香子が描く絵からは、はっきりとしないけれどもどことなく印象に残っている人のイメージが感じとることができます。その証拠に、初めて彼女の作品を見た人でもどことなく懐かしさを覚えると言いますから不思議です。
末宗美香子は以前は人のような動物のような抽象的な生き物たちを描いていました。 なぜなら彼女は自分の描く絵が人物や動物に特定されることを望まなかったからです。ただ最近の彼女の作品には人物が多く描かれています。
末宗美香子 1つの作品から1つのストーリー
末宗美香子は自分が描いた作品の説明をしなくても、作品を見た人が「この絵はユニークだなぁ」と思う感じを表現したい、そして彼女の作品を見ることでハッとする表情や仕草がもっと伝わってくる絵を描くことを心がけているようです。つまり、1つの作品から1つのストーリーを感じとることが出来るように絵を描くことを心がけているということです。
「人はそれぞれの考え方を持っていて、皆違う人だからこそ面白いのだ」と言えるのは彼女がたぐいまれなるセンスを持ち合わせているからでしょう。
末宗美香子は「人間は実に面白いものだ」と常々思っているようです。彼女の作品からは「人の数だけ生活があり、また人の数だけ性格があるのだ」ということを感じとることが出来ます。
末宗美香子の作品の持ち味は明るく鮮やかな色彩感覚ですが、最近はそれに加えて動きのあるポーズで人を表現し、無機質に感じられていた背景もモチーフに合わせた変化が見られるようになってきたと注目されています。
また彼女の絵画には、描かれている人物とぴったりマッチしたタイトルが英語で表現されているので、その詩的なタイトルがさらに彼女の作品の魅力を高めているのかもしれません。
末宗美香子の魅力
末宗美香子の魅力は絵画だけではありません。
東京・神楽坂にオープンしたオーガニック居酒屋の看板ロゴのデザインも手がけ、繊細でかつ絶妙な色彩で人間模様を描いています。そこからは軽快なリズム感が感じられ、私たちの心を弾ませてくれます。作品にマッチしたタイトルと同じように、看板にマッチしたお店で、楽しく心地よい時間を過ごせるお店です。